リンパ球 幼弱化試験

リンパ球幼弱化試験とはどんな検査か

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 リンパ球幼弱化試験は、免疫血清学的検査のひとつと位置づけられています。
病気の治療で病院から薬を処方された際に、その薬の副作用によって薬疹と呼ばれる発疹が現れたり薬物中毒による内臓障害が生じたりすることがあります。
そういった場合に、処方されたうちのどの薬がアレルギー反応を起こしてしまったのかを突き止めるために行われるのがこの試験です。
アレルギー反応を引き起こした薬物を特定するために行われる検査には、リンパ球幼弱化試験のほかに一般にもよく知られているパッチテストなどがあります。
しかしパッチテストでアレルギー反応のもととなった薬物を特定するためには、患者の身体を薬物にもう一度さらす必要が出てきます。
それはアレルギー反応を起こす患者にとって大きな負担となることです。
パッチテスト以外に薬物を再投与して反応を見る内服誘発試験という試験もありますが、それも患者にとってはダメージの大きな試験です。
そうした負担を患者に強いることを避けるため、リンパ球幼弱化試験が行われているのです。

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アレルギー反応の原因となる物質が体内に入ってくると、人の身体は感作リンパ球というものをつくり出します。
これはアレルギーの抗原に関する情報をマクロファージなどの免疫細胞から受け取って記憶したリンパ球のことです。
次回また同じアレルギー原因物質が体内に入ってきたとき、すみやかに免疫反応を起こして異物を攻撃できるようにするためのメカニズムです。
この反応は異物や病原菌だけでなく治療のために投与された医薬品に対しても作用してしまうことがあります。
この場合はその医薬品を異物とみなす感作リンパ球が体内にできているのです。
ここへ再びその医薬品を投与すると、それに反応して幼弱化が起こります。
幼弱化とはアレルギーの抗原となる物質に接した結果、未弱な細胞の状態に戻って増殖を始めることを指します。
リンパ球幼弱化試験を行った結果の数値によって、その患者が自己免疫疾患やマイコプラズマ感染症、腎不全などさまざまな病気にかかっている可能性について調べることができます。

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